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建設業法による下請代金回収の理論・実務と書式

建設業法による下請代金回収の理論・実務と書式
価格:\3,150(税込)
単行本
出版社: 民事法研究会 (2011/3/16)
ISBN-10: 4896286766
ISBN-13: 978-4896286762
発売日: 2011/3/16
 
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<刊行によせて> 

  •  数年前から中小企業庁・全国取引振興会・京都産業21の実施します「下請駆け込み寺」の下請け法律相談、同じく中小企業庁・全国中小企業団体中央会・京都府中小企業団体中央会の「下請ガイドライン講習会」が実施されるようになっています。私もその相談員やガイドラインの講師をつとめておりますうちに、下請代金法とは別に、建築業法に同様の保護条項があり、同じような位置づけがなされていること、それにもかかわらず法律相談は建設業の方が圧倒的に多く、他方保護は充分行き渡っていないことに驚き、たまたま奉職しております京都産業大学の法律季刊誌「産大法学」の建設業法の問題点を指摘する論文を発表しておりました。
  •  それがこうじて、といいますか、建設業法の規定が非常にわかりにくいことに気がつき、下請保護のために必要な関連条項のみを抜粋し、それを下請代金法と同じような体系に並び替えて解説書を執筆することをいつの間にか思いつき、あらためて「建築業法の下請代金法」として上・下2回にわたり執筆しました。
  •  今回、これら既出の論文に、実務上の書式をあわせて出版することを思いつき、「民事法研究会」に出版の依頼をしたところ「おもしろい!」というので即座に出版することをご了承いただきました。
  •  私としても類書がないことや、実務上は非常に役に立つのではないかと勇気凛々で執筆に臨みました。
  •  しかし、その後、出版のために既出の論文などを読み直していましたところ、誤解をしている点や未熟なところも多く、冷や汗もので出版の準備をしてまいりました。
  •  最後まで校正が入ったり、「いったい私は何をしていたのだろうか?」と自問自答していたり、こんな理解でよかったのかと反省したり、エッセイならともかく、実際専門書を出版するということは後々の影響を考えると、かなり難しいことなのだとその頃になって思い至った次第です。
  •  それでも執筆には昨年1年、土日を中心として時間を造りながら少しづつ書き足していったわけです。おかけで百姓の方はあまり手が回らず、野菜は不作でした。
  •  今となっては、出版の日を待ちながらも未熟な我が子を世の中に送り出すような心境であります。
  •  この書籍が実務家の方々の理解のもとで、少しでも建設下請業者の保護のために利用されれば、と祈るばかりです。

平成23年3月10日
著者 田中 彰寿